ご案内
はじめに
ソーシャルワークの実践の質を担保するためには、スーパービジョンが有効であることは従来から強調されていましたが、多くのソーシャルワーカーはスーパーバイザーと出会うチャンスがないまま、実践を継続せざるを得ない状況にありました。
しかし近年になって、社会福祉士・精神保健福祉士制度の定着が進み、さらには認定社会福祉士制度が開始されるに至り、ソーシャルワーク領域においてもスーパービジョンを受ける機会が増え始めています。実際、認定社会福祉士制度では必須となるスーパーバイザーの登録が進んでいますし、また制度を超えた形で各地域、領域でも自発的なスーパービジョングループができるなどさまざまな展開がはじまっています。
このような中、日本社会福祉教育学校連盟 社会福祉専門教育委員会では、ソーシャルワーク・スーパービジョンにかかわる（関心をもつ）人たちの情報共有、自己研鑽の場としての研究会を開催することを企画いたしました。
目的
ソーシャルワークにおけるスーパービジョン実践を促進すると共に、その質を高めることを目的とします。そのためにスーパービジョンに関する三つの場（情報提供の場、学びあいの場、支えあいの場）を提供します。
メンバー
- 現にソーシャルワーク・スーパービジョンに取り組んでいる方
- これからソーシャルワーク・スーパービジョンに取り組もうとする方
- ソーシャルワーク・スーパービジョンに関心を持つ方
- 研究会とは名付けていますが、「学問的」なものというよりは、「実践的」なものにしたいと考えていますので、現場の方にも是非ご参加いただきたいと考えています。
内容
参加メンバーの希望によって具体的には考えていきたいですが、理論学習だけでなくそれぞれの実践事例（記録や契約書の書式などといった実務的なものも含む）の共有・蓄積や、ロールプレイによる相互研修なども行えればと思います。
費用
暫定的ですが、各会出席ごとに500円程度の資料代・お茶代を参加費としていただきたいと思います。
第1回研究会
日時：2017年1月8日（日）午後2時〜5時
場所：東洋大学白山キャンパス
研究会共同代表：浅野正嗣、小山 隆
顧 問：野村豊子、北島英治